初任者研修講座のシラバス(学習計画表)は以下の通りです。
平成 25年 1月 9日現在
シラバス
指定番号
商号又は名称:有限会社N&Sエージェンシー
(1) 職務と理解
科目番号・科目名 |
(1) 職務と理解 (6時間) |
|||
指導目標 |
研修に先立ち、これからの介護が目指すべき、その人の生活を支える「在宅におけるケア」等の実践について、介護職がどのような環境で、どのような形で、どのような仕事を行うのか、具体的なイメージを持って実感し、以降の研修に実践的に取り組めるように指導する。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 多様なサービスと理解 |
3 |
3 |
|
介護について考える。 介護保険サービス(居宅、施設)と介護保険外サービスの違いを理解する。 |
② 介護職の仕事内容や働く現場の理解 |
3 |
3 |
|
居宅、施設の多様な働く現場におけるそれぞれの仕事内容を理解する。 居宅、施設の実際のサービス提供現場の具体的イメージ作り。(現場経験のある講師の体験談、サービス事業所における受講者の選択による実習・見学等の説明等) ケアプランの位置付けに始まるサービスの提供に至るまでの一連の業務の流れとチームアプローチ・他職種、介護保険外サービスを含めた地域の社会資源との連携を理解する。 |
(合計時間数) |
6 |
6 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(2) 介護における尊厳の保持・自立支援
科目番号・科目名 |
(2) 介護における尊厳の保持・自立支援 (9時間) |
|||
指導目標 |
具体的な事例を挙げ、単に利用者やその家族の要望に応じることと自立支援・介護予防の違いを気付かせ、残存機能の効果的な活用や重度化防止・遅延化に資するケアへの理解を促す。 利用者の尊厳という概念を持ち、虐待を受けている高齢者への対応方法や指導を考えることの大切さを理解する。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 人権と尊厳を支える介護 |
4 |
4 |
|
人権と尊厳の保持(個人としての尊重、アドボカシー、エンパワメントの視点、「役割」の実感、尊厳のある暮らし、利用者のプライバシーの保護)について考える。 介護分野におけるICFを理解する。 QOLとは何か、生活の質について考える。 ノーマライゼーションの考え方を理解する。 虐待防止・身体拘束禁止(身体拘束禁止、高齢者虐待防止法、高齢者の養護者支援)について尊厳という概念から考える。 個人の権利を守る制度の概要(個人情報保護法、成年後見制度、日常生活自立支援事業)を理解する。 |
② 自立に向けた介護 |
3 |
3 |
|
自立支援とは何かを考える。 残存能力の活用方法の具体案を考え、意欲を高める支援や個別性/個別ケアの大切さが重度化防止へ繋がることを理解する。 介護予防とは何かを考える。 |
③ 人権啓発に係る基礎知識 |
2 |
2 |
|
社会における人権への取組みや身近な人権のことについて考え、介護職が利用者の尊厳ある暮らしを支える専門職であることの自覚を持つ。 |
(合計時間数) |
9 |
9 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(3) 介護の基本
科目番号・科目名 |
(3) 介護の基本(6時間) |
|||
指導目標 |
具体例を基に、介護職に求められる専門性に対する理解を促す。 介護におけるリスクや緊急対応の重要性を理解するとともに、多職種との連携やそれぞれの専門分野を理解することが重要であると実感できるような指導をする。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 介護職の役割、専門性と多職種との連携 |
2 |
2 |
|
訪問介護と施設介護の介護環境による違いを理解する。 地域包括ケアの方向性を考える。 介護の専門性を様々な方向から考え(重度化防止・遅延化の視点、利用者主体の支援姿勢、自立した生活を支えるための援助、根拠のある介護、チームケアの重要性、事業所内のチーム、多職種から成るチーム等)介護に関する職種を理解する。 介護支援専門員、サービス提供責任者、看護師等とチームとなり利用者を支える意味を理解し、互いの専門職能力を活用した効果的なサービスの提供することの必要性を学ぶ。 異なる専門性を持つ多職種で形成されていることを理解し、チームケアにおける役割分担を考える。 |
② 介護職の職業倫理 |
1 |
1 |
|
職業倫理を理解し専門職の倫理の意義、介護の倫理や介護職としての社会的責任を考える。 プライバシーの保護・尊重の必要性を理解する。 |
③ 介護における安全の確保とリスクマネジメント |
2 |
2 |
|
事故に結びつく要因を探り対応していく技術を身に付け、リスクとハザード、介護における安全の確保を考える。 リスクマネジメントの方法を考え、事故に至った経緯の報告(家族への報告、市町への報告等)や情報共有の大切さを学ぶ。 事故予防、安全対策の分析の手法と視点を考える。 感染の原因と経路(感染源の排除、感染経路の遮断)を考え「感染」に対する正しい知識を身に付ける。 |
④ 介護職の安全 |
1 |
1 |
|
介護職の健康管理が介護の質に影響することを理解しストレスマネジメント、腰痛の予防に関する知識、手洗い・うがいの励行、感染症対策を考える。 |
(合計時間数) |
6 |
6 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(4) 介護福祉サービスの理解と医療の連携
科目番号・科目名 |
(4) 介護福祉サービスの理解と医療の連携 (9時間) |
|||
指導目標 |
介護保険制度・障がい者総合支援制度を担う一員として、介護保険制度の理念に対する理解を徹底する。 利用者の生活を中心に考えるという視点を共有し、その生活を支援するための介護保険制度、障がい者総合支援制度、その他制度のサービスの位置づけや、代表的なサービスの理解を促す。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 介護保健制度 |
4 |
4 |
|
介護保険制度創設の背景及び目的、動向を理解する。(ケアマネジメント、予防重視型システムへの転換、地域包括支援センターの設置、地域包括ケアシステムの推進等) 保険制度としての基本的仕組みを理解し介護給付と種類、予防給付、要介護認定の手順を学ぶ。 制度を支える財源、組織、団体の機能と役割を考える。 |
② 医療との連携とリハビリテーション |
3 |
3 |
|
施設における看護と介護の役割及び連携のあり方を理解し医療行為と介護について考える。 訪問看護やリハビリテーションの理念を学ぶ。 |
③ 障がい者総合支援制度およびその他制度 |
2 |
2 |
|
障がい者福祉制度の理念について学び、障がいの概念、ICF(国際生活機能分類)を理解する。 障がい者総合支援制度の仕組みを理解する。(介護給付・訓練等給付の申請から支給決定まで等) 個人情報保護法、成年後見制度などの個人の権利を守る制度や日常生活自立支援事業について学ぶ。 |
(合計時間数) |
9 |
9 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(5) 介護におけるコミュニケーション技術
科目番号・科目名 |
(5) 介護におけるコミュニケーション技術 (6時間) |
|||
指導目標 |
利用者の心理や利用者との人間関係を著しく傷つけるコミュニケーションとその理由について考えさせ、相手の心身機能に合わせた配慮が必要であることへの気づきを促す。 チームケアにおける専門職間でのコミュニケーションの有効性、重要性を理解するとともに、記録等を作成する介護職一人ひとりの理解が必要であることへの気づきを促す。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 介護におけるコミュニケーション |
3 |
3 |
|
傾聴、共感の応答など介護におけるコミュニケーションの意義や目的、役割を理解する。 道具を用いた言語的コミュニケーションなどのコミュニケーションの技法を理解する。 利用者の思いを把握し意欲低下の要因を考え利用者の感情に共感することの必要性を学ぶ。 家族の心理的理解から成る家族へのいたわりと励ましや信頼関係の形成のあり方を学び、アセスメントの手法とニーズとデマンドの違いを理解する。 利用者の状況・状況に応じたコミュニケーション技術を身に付ける。(視力、聴力の障がい、失語症、構音障がい、認知症に応じたコミュニケーション技術等) |
② 介護におけるチームのコミュニケーション |
3 |
3 |
|
介護における記録の意義・目的、利用者の状態を踏まえた観察と記録の重要性を学ぶ。 介護に関する記録の種類と書き方を理解する。(個別援助計画書、ヒヤリハット報告書、5W1H等) 報告、連絡、相談の留意点を考える。 会議などの情報共有、役割の認識の場(利用者と頻回に接触する介護者に求められる観察眼)を想定し、ケアカンファレンスの重要性を理解する。 |
(合計時間数) |
6 |
6 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(6) 老化の理解
科目番号・科目名 |
(6) 老化の理解 (6時間) |
|||
指導目標 |
高齢者に多い心身の変化、疾病の症状等について具体例を挙げ、その対応における留意点を説明し、介護において生理的側面の知識を身につけることの必要性への気づきを促す。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 老化に伴うこころとからだの変化と日常 |
3 |
3 |
|
防衛反応(反射)の変化や喪失体験といった老年期の発達と老化に伴う心身の変化の特徴を理解する。 老化に伴う身体的機能の変化と日常生活への影響や咀嚼機能の低下、筋・骨・関節、体温維持機能の変化、精神的機能の変化と日常生活への影響について学ぶ。 |
② 高齢者と健康 |
3 |
3 |
|
骨折、筋力の低下と動き・姿勢の変化、関節痛など高齢者の疾病と生活上の留意点について学ぶ。 高齢者に多い病気とその日常生活上の留意点を考える。(循環器障がいの危険因子と対策、老年期うつ病症状、誤嚥性肺炎など) 高齢者は感染症にかかりやすいことを理解し、病状の小さな変化に気付く視点を養う。 |
(合計時間数) |
6 |
6 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(7) 認知症の理解
科目番号・科目名 |
(7) 認知症の理解 (6時間) |
|||
指導目標 |
認知症の利用者の心理・行動の実際を示す等により、認知症の利用者の心理・行動を実感できるよう工夫し、介護において認知症を理解することの必要性への気づきを促す。 複数の具体的なケースを示し、認知症の利用者の介護における原則についての理解を促す。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 認知症を取り巻く状況 |
2 |
2 |
|
認知症ケアの理念を理解する。(パーソンセンタードケア、認知症ケアの視点) |
② 医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理 |
1 |
1 |
|
認知症の概念、認知症の原因疾患とその病態、原因疾患別ケアのポイント、健康管理について考える。(認知症の定義、もの忘れとの違い、せん妄の症状、健康管理、治療、薬物療法、認知症に使用される薬等) |
③ 認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活 |
2 |
2 |
|
認知症の中核症状、認知症の行動・心理症状(BPSD)、不適切なケア、生活環境で改善について考え、認知症の人の生活障がい、心理・行動の特徴を理解する。 認知症の利用者への対応について様々な視点から考える。(本人の気持ちを推察する、プライドを傷つけない、相手の世界に合わせる、失敗しないような状況をつくる、すべての援助行為がコミュニケーションであると考えること、身体を通したコミュニケーション、相手の様子・表情・視線・姿勢などから気持ちを洞察する、認知症の進行に合わせたケア等) |
④ 家族への支援 |
1 |
1 |
|
認知症の受容過程での援助や介護負担の軽減について考える。 |
(合計時間数) |
6 |
6 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(8) 障がいの理解
科目番号・科目名 |
(8) 障がいの理解(3時間) |
|||
指導目標 |
介護において障がいの概念とICFを理解しておくことの必要性の理解を促す。 高齢者の介護との違いを念頭におきながら、それぞれの障がいの特性と介護上の留意点に対する理解を促す。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 障がいの基礎的理解 |
1 |
1 |
|
ICFの分類と医学的分類について理解する。 障がい者福祉の基本理念とノーマライゼーションの概念について考える。 |
② 障がいの医学的側面、生活障がい、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識 |
1 |
1 |
|
様々な障がいについて理解する。 身体障がいについて。(視覚障がい、聴覚、平衡障がい、音声・言語・咀嚼障がい、肢体不自由、内部障がい等) 知的障がいについて。 ●知的障がい 精神障がいについて。(統合失調症・依存症などの精神疾患、高次脳機能障がい、広汎性発達障がい・学習障がい・注意欠陥多動性障がいなどの発達障がい等) その他の心理の機能障がいについて。 |
③ 家族の心理、かかわり支援の理解 |
1 |
1 |
|
障がいの理解・障がいの受容支援、●介護負担の軽減 |
(合計時間数) |
3 |
3 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(9) こころとからだのしくみと生活支援技術
科目番号・科目名 |
(9) こころとからだのしくみと生活支援技術(75時間) |
|||
指導目標 |
介護実践に必要なこころとからだのしくみの基礎的な知識を介護の流れを示しながら、視聴覚教材や模型を使って理解させ、具体的な身体の各部の名称や機能等が列挙できるように促す。 サービスの提供例の紹介等を活用し、利用者にとっての生活の充足を提供しかつ不満を感じさせない技術が必要となることへの理解を促す。 「死」に向かう生の充実と尊厳ある死について考えることができるように、身近な素材からの気づきを促す。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 介護の基本的な考え方 |
5 |
5 |
|
●倫理に基づく介護(ICFの視点に基づく生活支援、我流介護の排除)、●法的根拠に基づく介護 |
② 介護に関するこころのしくみの基礎的理解 |
2 |
2 |
|
●学習と記憶の基礎知識、●感情と意欲の基礎知識、●自己概念と生きがい、●老化や障がいを受け入れる適応行動とその阻害要因、●こころの持ち方が行動に与える影響、●からだの状態がこころに与える影響 |
③ 介護に関するからだのしくみの基礎的理解 |
3 |
3 |
|
●人体の各部の名称と動きに関する基礎知識、●骨・関節・筋に関する基礎知識、ボディメカニクスの活用、●中枢神経系と体性神経に関する基礎知識、●自律神経と内部器官に関する基礎知識、●こころとからだを一体的に捉える、●利用者の様子の普段との違いに気づく視点 |
④ 生活と家事 |
4 |
4 |
|
家事と生活の理解、家事援助に関する基礎的知識と生活支援●生活歴、●自立支援、●予防的な対応、●主体性・能動性を引き出す、●多様な生活習慣、●価値観 |
⑤ 快適な居住環境整備と介護 |
4 |
4 |
|
快適な居住環境に関する基礎知識、高齢者・障がい者特有の居住環境整備と福祉用具に関する留意点と支援方法●家庭内に多い事故、●バリアフリー、●住宅改修、●福祉用具貸与 |
⑥ 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 |
7 |
7 |
|
整容に関する基礎知識、整容の支援技術●身体状況に合わせた衣服の選択、着脱、●身支度、整容行動、●洗面の意義・効果 |
⑦ 移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 |
7 |
7 |
|
移動・移乗に関する基礎知識、さまざまな移動・移乗に関する用具とその活用方法と支援方法、移動と社会参加の留意点と支援●利用者と介護者の双方が安全で安楽な方法、●利用者の自然な動きの活用、●残存能力の活用・自立支援、●重心・重力の働きの理解、●ボディメカニクスの基本原理、●移乗介助の具体的な方法(車いすへの移乗の具体的な方法、全面介助でのベッド・車いす間の移乗、全面介助での車いす・洋式トイレ間の移乗)、●移動介助(車いす・歩行器・つえ等)、●褥瘡予防 |
⑧ 食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 |
7 |
7 |
|
食事に関する基礎知識、食事環境の整備・食事に関連した用具・食器の活用方法と食事形態とからだのしくみ、楽しい食事を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法、食事と社会参加の留意点と支援●食事をする意味、●食事のケアに対する介護者の意識、●低栄養の弊害、●脱水の弊害、●食事と姿勢、●咀嚼・嚥下のメカニズム、●空腹感、●満腹感、●好み、●食事の環境整備(時間・場所等)、●食事に関した福祉用具の活用と介助方法、●口腔ケアの定義、●誤嚥性肺炎の予防 |
⑨ 入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 |
7 |
7 |
|
入浴、清潔保持に関連した基礎知識、さまざまな入浴用具と整容用具の活用方法、楽しい入浴を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法●羞恥心や遠慮への配慮、●体調確認、●全身清拭(身体状況確認、室内環境調整、使用物品準備と使用方法、全身の拭き方、身体の支え方)、●目・鼻腔・耳・爪の清潔方法、●陰部清浄(臥床状態での方法)、●足浴・手浴・洗髪 |
⑩ 排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 |
7 |
7 |
|
排泄に関する基礎知識、さまざまな排泄環境整備と排泄用具の活用方法、爽快な排泄を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法●排泄とは、●身体面(生理面)での意味、●心理面での意味、●社会的な意味、●プライド・羞恥心、●プライバシーの確保、●おむつは最後の手段/おむつ使用の弊害、●排泄障がいが日常生活上に及ぼす影響、●排泄ケアを受けることで生じる心理的な負担・尊厳や生きる意欲との関連、●一部介助を要する利用者のトイレ介助の具体的方法、●便秘の予防 |
⑪ 睡眠に関したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 |
7 |
7 |
|
睡眠に関する基礎知識、さまざまな睡眠環境と用具の活用方法、快い睡眠を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法 ●安眠のための介護の工夫、●環境の整備(温度や湿度、光、音、よく眠るための寝室)、●安楽な姿勢・褥蒼予防 |
⑫ 死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護 |
5 |
5 |
|
終末期に関する基礎知識とこころとからだのしくみ、生から死への過程、「死」に向き合うこころの理解、苦痛の尐ない死への支援●終末期ケアとは、●高齢者の死に至る過程(高齢者の自然死(老衰)、癌死)、●臨終が近づいたときの兆候と介護、●介護従事者の基本的態度、●多職種間の情報共有の必要性 |
⑬ 介護過程の基礎的理解 |
5 |
5 |
|
●介護過程の目的・意義・展開、●過程とチームアプローチ |
⑭ 総合生活支援技術演習 |
5 |
5 |
|
(事例による展開)生活の各場面での介護については、ある状態像の利用者を想定し、一連の生活支援を提供する流れの理解と技術の習得、利用者の心身の状況にあわせた介護を提供する視点の習得を目指す。 |
(合計時間数) |
75 |
75 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
(10) 振り返り
科目番号・科目名 |
(10) 振り返り(14時間) |
|||
指導目標 |
研修全体を振り返り、本研修を通じて学んだことについて再確認を行うとともに、就業後も継続して学習・研鑽する姿勢の形成、学習課題の認識をはかる。 |
|||
項目番号・項目名 |
時間数 |
うち 通学学習 時間数 |
うち 通信学習 時間数 |
講義内容・演習の実施方法・通信学習課題の概要等 (別紙でも可) |
① 振り返り |
2 |
2 |
|
研修を通して学んだことを振り返る。 今後継続して学ぶべきことを考える。 根拠に基づく介護についての要点を再認識する。(利用者の状態像に応じた介護と介護過程、身体・心理・社会面を総合的に理解するための知識の重要性、チームアプローチの重要性等) |
② 就業への備えと研修修了後における継続的な研修 |
2 |
2 |
|
継続的に学ぶべきことの発表。 研修終了後における継続的な研修について、具体的にイメージできるような事業所等における実例(Off―JT,OJT)を紹介 |
(合計時間数) |
14 |
14 |
|
|
使用する機器・備品等 |
|
※ 通学時間数には通学形式で講義・演習を実施する時間数、通信時間数には自宅学習にあてる時間数を記入すること。
※ 各項目について、通学時間数を0にすることはできない。なお、通信時間数については別紙3に定める時間以内とする。
※ 時間配分の下限は、30分単位とする。
※ 項目ごとに時間数を設定すること。
※ 実技演習を実施する場合は、実技内容・指導体制を記載すること。